Emacsが優れている理由
テキストエディタではないから
yo
テキストエディタの中でも優れているのはEmacs。
断言できるのには理由があって、相対的に優れているのではなく、Emacsは比較対象を包括できる存在だからです。
他のエディタは「エディタ+拡張機能」という構造で、拡張機能はエディタが提供するAPIを通じてのみ動作します。
Emacsは「Lispマシン+テキストライブラリ」です。テキスト編集機能も、メール機能も、ファイル管理機能も、すべて同じLisp環境で動作する等価なプログラムになります。 他のエディタができることは原理的にEmacsで実装可能だが、逆は成り立たない。(プログラミング言語でできないことを探すことと等価)
そもそもこれはelispというプログラミング言語の実行環境をテキストエディタという体で配布しているにすぎず、 プログラミング言語でテキストエディタが作られているのに、プログラミング言語とテキストエディタを比較するようなものだ。よってemacsが最強。
以上
ただ「lispに興味がある」の条件をクリアしないといけないのが一般的には厳しい。emacsはlispの人気に追従する。(ここに利点を感じないとEmacsを使う意味ない)
まずは凝り固まった思考を解きほぐすために拡張性の高いNeoVimに先に触れた方がいいと思う。デフォルトのショートカットキーなど表面的なテキストエディタから離れて、コアな比較ができる。
当然に思うテキストエディタの機能がelispで変更可能な状態で設定されているのを確認するとちょっと感動できます。
cosenseモード(仮)を作った
拡張性をアピールしたので、その実践としてcosenseモードを作ってみた。cosenseとは愛すべきhelpfeel社の提供するコラボレーション知識ベースサービスです。 彼らは私にドッグフーティング、つまり「配布は自分たちでシコるものにこそ価値がある」と教えてくれた神。
マークダウン言語は日本語キーボードみたいなもので、歴史的納得はあれど、機能的合理はない。なので基本はマークアップ言語を自前する必要がある。 その点、コセスのマークアップ言語は最低限で完成に近い。強調とインデントとリンク、私はこれだけでいい。
テキストエディタに独自マークアップ言語でハイパーリンクと行き来のショートカットが実装できると捗るのでオススメです。
†マークダウン廃絶†